こんにちは。関山です。





出店する際、店舗設計やシステムの活用によっていかにオペレーションの質を上げるか、がテーマでもありました。


 


文化に関しては、非合理的なことやそれを取り巻く多様性が面白かったりするわけですが、仕事は合理的でなくてはいけません。


 


 


今回はレセプション関係のオペレーションでこだわった3つの点についてご紹介したいと思います。


 


①レセプション台の設計


②予約・売上のシステム管理


③ネット予約


 


 


 


①レセプション台の設計


レセプション周りが狭かったり煩雑だとそれだけでストレスを感じてしまうので、とにかくスッキリさせることを心がけました。


レセプション台は作業スペースが大きく、いっぱい物をのせられるように設計しています。


基本pcとipadが乗っていますが、紙の予約帳などはありません。


お客様のお荷物もかなりの量が置けます。高さも低め(80cm位)に設定してあるので立っていても座っていても作業がしやすいです。



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②予約・売上のシステム管理



SOCOでは「紙の予約帳」がありません。全て「salon bord」というネット予約台帳をつかっています。(これに関しては先日Hot pepper beautyのリニューアルの際サーバーダウンがあったのでややリスクあり)


あとfaxもありません。材料の発注も全てネット経由です。(たまに行政への書類送付でfaxを要求されるので、それについては「むぅ」と思っているのですが、コンビニで済ませます)


カード決済のレシートはデジタルレシートでペーパーレスです(もちろん紙がご希望の方にはレシートを発行します)


現金決済に関しては、紙のレシートが出ます。《下の画像の真ん中のやつがレシートプリンタ。左がレジで、ipad上で会計すると自動で印刷&レジが空く。両方ともリクルートからタダでもらえる(後述)》



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会計は全てipadで行い、リアルタイムの会計データは「salon bord」上に蓄積されていきます。


土日など忙しい日は現在進行形の売上データがすぐに見れます。


レジ締めに関しては、自動で現金、カード、ポイントを計上してくれるので、煩雑なレジ締めなどはありません。基本1分くらいで終わりです。



手書きのレシートで管理していると、人力で計算してレジ締めしなくてはいけませんが、計算ミスなどでレジ金が合わなくなりがちです。そうすると営業後の貴重な時間を無駄にします。



しかしシステム上で行えば基本集計作業でミスをすることはありません。



とても合理的です。


 


 




 


 


 


レジやレシートプリンタはsalon bord上で申し込めば全てリクルートがタダでくれます。(ステマではないですよ笑)



salon bord 右側バナーの上部分です。※「貴店はキャンペーン対象店舗です。」と書いているのでもしかしたら何かしら条件があるのかも



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対価として売上データをリクルート側に吸われてるかと思うのですが、それでこちらが何か不都合があるわけではないし、売上が低ければ恥ずかしいくらいなのでまぁいいかと思っています。仕事の効率化の方が重要です。


あと上画像の一番下の部分を見ると「レジ機能 消耗品・周辺機器のご購入」とあるように、スペアのレシート等を販売しているので、そこでマネタイズしているのかもしれません。僕はもっと安い業者があったのでそちらで買っています。(サロンボード上で買うとかなり高い)


http://www.poscenter.jp/index.html






売上集計は全てsalon bordとエクセルで管理しています。


なぜエクセルでも管理しているかというと、自前で欲しい情報を網羅した売り上げ集計表を作ることで管理会計に役立てるためです。




僕が売り上げ日計以外に欲しいデータは


1.「平均売り上げ/日」


2.歩合を含めた進行形の人件費


3.フリーのお客様や紹介のお客様の総数とメニューごとの売上総計・平均客単価


ここら辺の数字を元に月間の売り上げ予測と、損益分岐点、先月比の売り上げと集客の伸びを気にしています。それらを参考に直近のコンテンツや次月の広告をどう構成するかを考えます。



エクセル集計表に関してはこんな感じです↓これ以外にメニューごとの細分化された集計表がもう1ページあります。




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カード決済に関しても全てオンライン上での売上管理です。現在総売上の3分の1以上がカード決済です。


今「coiney」というサービスを使っているのですが、イヤホンジャックに専用のカードリーダーをつけてipadでアプリを使って会計するのだけなので、昔のように「ごついケーブルだらけの機械にカードを通してレシートが何枚も出てきてサインをペンで書かなくてもいい」のでとてもスメートです。



使い方としては、



①カードを通す


②ipadの画面上でサイン


③終わり



朝のヘアセットなどでお急ぎのお客様にはセット面での会計もできます。


手数料が3.24%かかるので多少痛くはあるのですが、お客様の利便性を考えるとまぁ妥当な手数料だと思っております。僕も普段の生活はほぼカード決済です。



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最後に求人に関して。 現在、履歴書と全身写真2枚を紙で送ってもらっています。そちらもいずれオンラインで作成できるようにして、履歴書を全身写真と共にデータで送ってもらうようにしようと思っています。(厚切りジェイソンが物申していましたね)





③ネット予約



お客様にはネット予約を推奨しています。なぜかというとサロンワークにおける電話予約で予約を取る時間の比重はとても大きいからです。


特にうちみたいな小さいお店で急がしい時間帯に電話がバンバン鳴ると、手を止めなくてはいけないので施述中のお客様にご迷惑をおかけしてしまいます。


電話でご予約いただくお客様にとっては、お店が忙しい等はまったく関係ないことなので、焦りにより電話対応が煩雑になってしまってもいけません。



そういった事態を防ぐためにもネット予約を推奨しています。そのためSOCOは電話があまり鳴りにくいサロンとなっております。



salon bordで一括管理しているので、ネットに繋がってさえいれば場所を選ばずいつでも予約を確認することができます。





以上3点がレセプション周りで、実際に実践してみてオペレーションの質が格段に上がった施策でした。




特にネットやシステムを活用したものに関しては、検討中の美容師さんは是非参考にしてみてください。




関山