「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」


とは、かの有名な村上春樹の処女作の冒頭の一文です。(改めて書いてみるとかなりキザなフレーズですね)


今更言うまでもなく当たり前の事ですが、組織にも完璧な状態は存在しないわけです。



SOCOはまだオープンしてから3ヶ月弱ですが、大小問わず、日々なにかしらの問題が発生します。


そのつど話し合って改善策を模索したり、僕が叱り飛ばしたり、スタッフ同士でぶつけあったり。。




問題が発生してそれを直視するのは辛いことです。それを本人に伝える事はもっと辛い事です。



でも僕は気になった事はダイレクトに伝えます。




完璧超人ではないので、自分ができてない事があるのにスタッフを叱らなければいけない時もあります。それについてのうしろめたさもあります。



しかし「オレもたいしてできてないけどゴメンね」と思いながら思いっきり改善すべき点を伝えます。



なぜなら、自分ができてないからといって基準を引き下げると、自分のキャパ以上の組織にはならないからです。


でも心の中では


「オレはこれくらいのレベルだけど、お前はもっと上のレベル目指せるはずだからムカつくと思うけど、ズバッと言うよ」


と思っています。




僕がマネジメントで常に意識してるのは




「問題を放置しない」


ということです。


気になった事は必ず気になった時点でスタッフに伝えて、すぐに改善してもらうようにしています。



軋轢を生む事を恐れ、伝えるべき事を伝えない事は精神的に楽ですが、そのままズブズブでやり続けていると、いつかホントに伝えたいと思った時に誰も聞いてくれなくなります。


そんなのは生きてるけど死んでるゾンビみたいなもんです。


だから普段から伝えるのが億劫な事でも「オレはこう思ってる。お前はどうだ」と、恐れずに伝えるべきだと思っています。

(もちろん自分が間違ってると思ったら素直に謝ります)


自分が思ってる事を相手に伝える事は怖い事ですが、強さも弱さも含め、妥協せずにちゃんと伝える事で分かり合える事はたくさんあるはずです。



「完璧な組織は存在しない。でも飽くなきまでにそれを目指すことはできる」



常にそういった意識で仕事に邁進したいと思っております。




関山