共通言語と企業文化
こんにちは関山です。
先日月一でやっている全体ミーティングをやりました。
僕から先月度の店全体の売上報告とスタイリストごとの売上報告&伸び率、ホットペッパービューティーのサロンレポートを元にしたマーケティング報告。先月度の総括&来月度の目標などを話し、それからスタッフに前もってお願いしていたプレゼンをしてもらうといった流れです。
昨日のプレゼンは「電話対応」について。担当はヨウオクでした。
色々なケースに対してどういった受け答えをすべきなのか、全員で電話を受ける側になり講習しました。
実際やってみると、それぞれスタッフごとに言葉の言い回しや受け答え方が微妙に違ったりして、ヨウオクが修正しながら丁寧に教えてくれました。
彼女とは一緒に働いていた時期が長かったので共通認識が多いのですが、プレゼンをしてもらって改めて仕事の質が高いと思ったし、教育やマネジメントに関して気づかされることが多くありました。
今は子育ての真っ最中ですが、優秀な女性が子育てのために仕事を辞めてしまったり、やりがいをもってやれる仕事の幅が限定的になってしまうのは本当にもったいないですね。出産後の女性のキャリアについてもっと考えなくてはいけません。(それについて書くと長くなるので今度)
話を戻します。組織のなかでの共通のモラルや考え方のことを僕は「言語」と呼んでいます。
共通の言語で会話ができた先に建設的な議論が成立し、質の高い仕事が組み上がると思っています。
SOCOのスタッフは現在4人です。一緒に働いていた時期などもあるのですが、受けてきた教育が完全に一緒ではないので、微妙に言語が違ったりします。
今のところマニュアルというものは存在しません。全員がスタイリストなので、仕事はできるし、そのままやろうと思えばやれなくない状態です。
しかし僕は現状に満足していません。より良い組織の状態やサービスを目指すためには共通に話せる言葉が必要です。
組織内で話す言葉は「企業文化」を形作る最も大切な要素です。
我々は仕事に対してどういったプライドを持ち、どういった組織を目指すのか。
そこがずれていると、一人一人が全く違った価値観で仕事をしてしまうことになります。
以前、コンテンツ単体での差別化は難しいという話をブログで書きましたが、企業文化はいつの時代も最も差別化できる要素です。
ヘアスタイルや写真の質感は簡単に模倣できても、働き方や仕事の価値観などの企業文化はそう簡単には真似できない。
だから僕は他所では真似できない企業文化を作りたいと思っています。
目指すのは「熱く賢い組織」です。
そういった組織にするためには、まず考え方やモラルなど、扱う言葉のフォーマットを整え、議論や衝突を経て仕事の質をブラッシュアップしていく必要があります。
完全に自由な状態がクリエイティブなわけではありません。基礎的な共通言語がある中で、お互いにより良い地点を目指して切磋琢磨する。それこそが組織力であり結果的に企業文化となります。
美容室は12月が繁忙期ですが、1月、2月は閑散期にあたります。そういった時期にしっかりやれることをコツコツやっていくこと。
そして3月に結果を出せるようにしたいと思っています。