6ヶ月
おかげさまでオープンしてから6ヶ月経ちました!
お客様をはじめ、スタッフ、モデルさん、取引業者様、すべての方に感謝です。
本当にありがとうございます。
半年経ってみて思うことはウチはベンチャー企業だということです。
完全なチャレンジャーです。だから普通にやっててもダメだと思っています。
以前ブログでも書きましたが、ヘアスタイル単体での差別化はどんどん難しくなっています。すべて既視感があり、日本全国津々浦々みんな写真もヘアも上手。であれば、マーケティングかマネジメントで差別化を図るしかない。
しかし、残念なことにウチのスタイルはどちらかというとマーケティング向きではない笑
あまりど真ん中のモテカワ愛され売れスタイルが得意ではないのです。
かといって売れるスタイルに特化したサロンをやりたいわけでもないわけですね。
では、マネジメントで他と差別化して独自の運営方針の中でスタッフに伸びてもらうしかない。
美容室の商品は「人」です。
スタッフのサービスがお客様に支持され、スタイリストの売上が伸び、店全体の売上が伸びる、そのスタッフがずーっと辞めずに働いてくれること。
このサイクルをうまく回し続けているお店は伸びているし、何らかの原因でスタッフが辞めてしまって、サイクルから逸脱してしまったサロンは現状維持、もしくは衰退していく。原理は非常にプリミティブです。
で、人が働き続けたいと思う環境ってなんだろう?って考えたら「仕事にやりがいがあるかどうか」だと思うんですよね。
インセンティブとして金銭を求める人もいますが、仕事のやりがいを求める人の方が多い※ソース出さないですけどそういったデータ以前見たのでどこかに転がっているはずです。
むしろ仕事にやりがいがあるから、楽しく打ちこめて業績も伸びて結果給料も上がるという流れの方が正しいでしょうか。
では仕事における「やりがい」って何かっていうと自分のやりたいことを思いっきりやれるかどうかだと思うんですよ。
体制が古く凝り固まった組織だと、そう簡単に自分のやりたいことってできないんですね。
自分のやりたいことがあっても上司に相談しーの、お伺いを立ててーの、根回ししーの、プロセスを上司に確認しに行きーの、仕上がり見せたら上司にボロクソに言われーの。etc....と色々クソな手続きを踏んでるうちに、結局自分のやりたいことってなんだっけ?ってなっちゃう。
その点ウチはベンチャーなので、やりたいことはガシガシやってね。です。
ただそれって聞こえはいいですがこっちが手放しに自由にやりたいことやってねってマネジメントしてもホントーに超ピュアにやりたいことがある人しか続かない。一見自由自律に個人を尊重しまーすと言いつつ内情はズブズブでまったく骨格がない組織も世の中にはいっぱいあるわけです。
自由と自律は違う。自由を与えられて自律できるスタッフを育てるのがSOCOにおけるマネジメントの目標です。
上記自由闊達な組織運営が是だと言ってるんですが、僕は思っていることや違うなと思ったことはシビアにバシッと言います。細かいとこは細かい。ただ任せるところは手放しで任せるし、褒めることはめっちゃ褒める。
その中で僕はスタッフから「こいつの言ってることならとりあえず納得できるし信頼できるな」と思ってもらえる関係性を形成し続けなくてはいけないと思っています。だいたいダメになってきてる組織ってトップがスタッフから「こいつの言ってることって納得できないし、信頼できないな」と思われている組織だと思うんですね。
基礎的な組織運営の骨格を維持しつつどれくらい仕事の権限をスタッフに移譲するか。そのバランスが老朽化した組織と最も差別化できる要素だし、委託された権限の幅がスタッフのやりがいとなるのではないでしょうか。
最後に、今後我々が他と違う価値を創造できる可能性があるとしたら、当たり前ですがベンチャーにしかできない戦い方で運営することだと思っています。老朽化したシステムをハッキングするような戦い方とでもいいましょうか。
色々とアイデアはあります。とにかく今後も安定を求めずリスクを取ってチャレンジしていくこと。
そんなことを考えていた6ヶ月め。
今月もやりきろう。
関山