こんにちは関山です。






普段から本読むのが好きです。





僕の読書遍歴をざっくりと。





思想・哲学→金融→小説(ヨーロッパ文学、ノーベル文学賞・芥川賞作家、アメリカ文学)→宇宙科学(相対性理論・量子論)・分子生物学(DNA・RNA)・脳科学など。







手当たり次第に読んできたのですが、一番影響を受けて多読するようになったきっかけの本は






立花隆「脳を鍛える」





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かつて東京大学の立花ゼミで1、2生向けに立花隆が講義していた内容をまとめた本です。




立花隆はロッキード事件で田中角栄の金脈問題をスクープしたジャーナリストとして有名ですね。




この一冊に基礎教養が詰まってます。




面白すぎて何度も読み返しました。




ちょうどお客様で立花ゼミ出身の方がいるので(もう10年近くのお付き合い)色々と話を聞きました。





さて、最近ですが、仕事柄ビジネス関係の本ばかり読んでいます。




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青野慶久「チームのことだけ考えた」



グループウェアの会社「サイボウズ」の社長の本



多様性を追求した働き方をどう構築するか。参考になりました。


一見自由な働き方を前面に押しているようでいて工学部出身の氏ならでは。超理論的です。





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柳井正「経営者になるためのノート」




ご存知ユニクロ(ファーストリテイリング)の柳井社長の本です。


経営者になるためとありますが、サービスや商売の基本を徹底的にわかりやすく書かれています。


サービス業として参考になること多々あり。





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ジェームス・C・コリンズ「ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則」



いわゆる名著と呼ばれる本。これは早い段階に読んでホントに良かった。過去の企業の事例を踏まえて時代を超えて業績を伸ばしてきた企業とそうでなかった企業の特徴を物理法則のように炙り出しています。






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星野佳路「星野リゾートの教科書」「星野リゾートの事件簿」



星野リゾート社長の本。実家の旅館を継いでから業績を伸ばし続けている星野リゾート。どうやって業績を伸ばしたかというと、教科書どうりにやってきたとのこと。「教科書」の方は社長オススメの本と、それを元に星野リゾートをどう運営してきたか。「事件簿」の方は実際にあったクレームや社内の事件をどう解決してきたかが書かれています。






上に挙げた本に共通する事は、とにかく「人」だという事です。優秀な人と働くこと。優秀な人を育てること。優秀な人が働き続けたいと思える環境を作ること。企業は人であり、反面人が最も難しい。活かすも殺すも会社次第だということです。




本を読んで自分だけ満足していては何も伝えることはできません。インプトットしたら次は現場でアウトプットしてみる。そして失敗する。失敗した中でまた考える。それを繰り返した先にやっと少し前進できる。徹底的に現場と向き合い、経験と知識を積み、重い車輪をゆっくり回しながらだんだんとスピードが上がってくるのです。





そういった意味では僕の経験値はささやかなものですが、お店を出す前と出した後だと圧倒的に成長したと思うし、これからも課題や問題と正面から向き合って、どんどん経験を積んでいきたいと思っています。





経営とは「経」験して「営」むもの。読んで字の如しですね。




これからもコツコツ頑張ろう。