事実と解釈。円滑なコミュニケーションを達成するための組織作りってむずかしいよね。
と長いタイトルをつけてしまいました。関山です。
SOCOでは週一回スタッフ一人一人ローテーションでYORKとミーティングをしています。
あらかじめ営業時間を1時間切って会社の経費でミーティングします。
今日は僕とのミーティングでした。
その中でどんな話をしてもOKです。(仕事、恋愛、プライベートの悩みetc...)
もうスタートして3ヶ月くらいになるのですが、制度を始めた理由は、YORKは家庭や子育てがあり勤務時間が他のスタッフと違うのでコミュニケーションが取りにくくなるからです。
以前読んだ本の中で非常に勉強になった考え方がありました。
それは「事実と解釈は違う」という考え方です。
「『事実』と『解釈』は別物である。実際に起こったことが事実で、それを見て思ったことが解釈。大抵の場合事実は大したことはない。解釈を付け加えることで人は感情的になってしまう」
という一文に感銘を受けました。
簡単に言うと誤解が生まれるプロセスのことですね。
普通に仕事をしていても細かなことから人と人の間で誤解は生まれてしまいます。
自分が思っていないのにいつの間にか相手に誤解されて「解釈」されてしまっていた。もしくは自分が誤解して「解釈」してしまっていた。という経験は、学校や仕事を通じて誰にでもあるのではないでしょうか?
誤解の根本的な原因はコミュニケーション不足です。
解消するために最も必要なのは対話です。
次に必要なのは、そういった状況にならないようにするための仕組み作りです。
勤務時間の違いなどからコミュニケーションの時間を取りにくいのであれば、強制的に会社側で作ってしまおう。というのがこの試みです。
ちなみに、YORKさん大好きな菅原くんはほぼデートだと思っています。
SOCOとしては、多様な働き方を許容できるような組織運営を目指しています。今まで以上に働き方やキャリアの形成において、自由度の高い環境作りをしていきたい。
しかし、ただスローガンを掲げるのと、実際に実行に移すには雲泥の差があります。実際に実行すると予期せぬ問題も一緒に立ち上がってきます。
自由なだけではダメ。制度でがんじがらめでもダメ。明確なルールがあり、仕事の能率が上がることと引き換えに多様な働き方を許容する。そうなるための仕組みを考え抜き、粘り強く実行するのが僕の仕事です。
まだできて間もない組織なので、今は試行錯誤しながら、様々な制度を試している最中です。
もちろん初めから正解はわからないので、「これや!」と思って始めて見たものの「やっぱり違ったな」と思うこともたくさんあります。そう思ったらすぐに改善、もしくは廃止する。そしてなぜダメだったか反省。
トライ&エラーの繰り返しです。
それらすべて、今いるスタッフや今後SOCOに入ってきてくれる未来のスタッフも含め、働き続けたいと思ってもらえる環境にするための重要なトライでありエラーです。
自分が経営者になってみて一番成長したと思うことはあまりクヨクヨ悩まなくなったことです(歳を取ったともいう)
初めてのことだらけなので失敗することもたくさんあるし、その都度悩みすぎると自分がもたないのです。
悩む前にとりあえずやってみる。の精神でやっています。
結果、失敗も多くなるわけですが、自己メンタルの防衛策として、役職のある自分と本来の自分は別物だと切り離して考えるようになりました。
役職上ではリーダーシップを取り、締めるべきところは締め、組織を運営し、外部との交渉があればまとめて着地させるのが僕の仕事です。
しかし、それを離れればただの人間。
別に偉くもなんともない。
何か失敗しても役職上の自分の経験値の無さから生まれた誤り。
現状で力不足なのであれば、実践なり机上なりで勉強して次に結果を出せばいいのです。
とりあえずやってみてダメだったら改善する。そしてまた失敗する。
自分の間違いや弱さを積極的に認め、スタッフにどんどん助けてもらう。
これからもそうしていこう。と思ってます。
※今日のミーティングでYORKに「ヨシさんのブログは長くて難しいからダメ」と言われたので、このくらいに。
関山