2017年度新卒者、中途採用者面接の結果について
こんにちは関山です。
先週の日曜日、面接の合否通知を送らせていただきました。
内定者は2名。1人は新卒、1人は中途。
新卒は関西美容専門学校の方。女子。
中途はまったく経験のない中途者。男子。
今回全体のレベルが高く、選考には苦労しました。
選考の結果をメールで送らせていただいたあと、かなりの数の受験者からご丁寧にメールで返信をいただきました。
返信をいただいた方には僕の方からお礼のメールを差し上げました。
たくさんのご応募有難うございました。重ねて御礼申し上げます。
以前ブログでも書きましたし、メールにも記載してありますが、不合格になったからといって、我々が候補者の才能を定義するものではありません。
気持ち的には採用したいと思った方全員に内定を出せればベストですが、今の組織規模では難しい。
人事に関しては、正直タイミングや現状の組織構成も重要になってくるので我々としても心苦しいところです。
こちらの都合で申し訳ないことは重々分かっているのですが、限られたリソースの中で人を採用するということはとても大きな経営判断です。
状況が変われば内定を出す可能性は十分にある。
今回受験された方の中にもそういった方がたくさんいました。
今回新卒で内定を出した方は何度も関西からお店に足を運んでいただき、面接当日も写真作品のプレゼン、自分で作った映像作品のプレゼンを披露するなど、やる気と熱意がとても伝わった。
さらにこちらの質問事項にも明確かつ的確な答えを持っていてブレがほとんどなかった。
中途で内定を出した方は、今年の4月に一度SOCOを受けておりその時は不採用でした。
その後も何度もお店に来店し、強い熱意でもう一度受けに来てくれて、面接の内容が非常に良かったので採用としました。
内定を出そうか判断に迷い、結果、内定を出さなかった。そういったケースは以前も何度かありました。
判断に迷う状況を減らし、客観的な事実を元に意思決定をするために評価軸点数制の採用基準のシステムを作りましたが、それでも人の可能性は工学的に算出できるものではないので迷うものです。
比較できる理論上の差がほとんどない場合、最終的には「熱意」で判断するしかないと思っています。
どれくらいSOCOに入りたいか。
我々としては同じベクトルのモチベーションの人と働きたいと思っているので、採用基準ベースで突き詰めれる限界まで突き詰めれば、残るものは熱意しかないと思っています。
熱意のある方にご応募いただけるのはいつでもウェルカムです。さすがに面接後すぐは難しいですが、半年くらい経ってやはりSOCOで働きたいと思ったら是非また受けてみてください。
その時には内定を出せるかもしれない。
美容師にとって美容学校に入るまでは概ね自分の思いどおりに事は進むでしょう。
行きたい美容学校に行って、やりたいことをやる。
しかし、社会人になると自分が望む結果を得られないことの方が多くなってきます。
倍率の高い美容室に就職したいとなると、まずスタートラインに立つのに高い倍率を勝ち抜かなくてはいけない。
さらに入社してからも才能のある周囲と切磋琢磨し、その中で抜きん出て結果を出していかなくてはいけない。
当たり前ですが、我々がいる業界だけでなく、一般の企業でも同じです。
結果がどうであれ、その中で折り合いをつけて、次のステップに進むために自分のキャリアをどう考えるか。
人生は長期戦でありながら、美容師の寿命は長くはないから立ち止まっている時間はありません。
今回採用に至らなかった皆さんに僕からのアドバイスできることとしては、とにかくサロンに就職して現場で働くこと。
現場で実際働いてみないと見えてこないことがたくさんある。
現場で働き、技術を磨き、自分の立ち位置を知り、常に上を目指して次のチャンスが訪れるまでにしっかり準備しておく。
僕自身結構キャリアを転がしてきた人間です。順風満帆にサラブレットコースを歩んできた人間ではない。
しかし、しっかり自分の理想像さえ持ち続けていれば、いつか理想を現実にできます。
10月初頭の説明会から11月14日の採用面接までかなり力を入れて人事に邁進しました。
我々としても初の新卒採用面接で、反省点等たくさんありますが、今回の経験を糧に来年度に繋げていきたいと思っています。
受験者の皆様お疲れ様でした!そしていつか同じ美容師として仕事の現場などでご一緒できることを楽しみにしております。
関山