SOCO2016年。1年振り返っての経営雑感
こんにちは関山です。
今年ももう残りわずかですね。
2016年もかなり濃密な一年でした。
おかげさまで12月も過去最高売上を達成できそうです。
この一年でスタッフも増え、年初4名だったのが、今7名。来年の4月に一人入社し8名体制になります。
自分でお店を経営してみて1年数か月。
僕は自分ではどちらかというと理論タイプな人間だと思っています。
これまでも客観的な情報を元に状況判断し、意思決定をしてきました。
売上分析や、ホットペッパーのサロンレポートの数字を毎日チェックし、経営関係で有益だといわれる本を読み、参考になることは取り入れ、試してみて、ダメだったらやめる。うまくいったら継続する。
色々と試行錯誤しながらやってきました。
本を読んで「これは!」と思ってやってみてダメだったことは沢山あります。
例えば
1、会社のビジョンを決めなさいと本に書いてあったので作ってみた→全然定着しなかった。
2、プライスをマーケティングの本を参考に変動させてみた→集客が減った
等々。
他にも様々な試みをやってみましたが、失敗したり、まったく機能しなかったものは他にもたくさんあります。もう覚えていないくらいに。
今機能しているものでもすぐに機能しなくなって新しいフォーマットに置き換えたりブラッシュアップしなくてはならないだろうなーと思うものもたくさんあります。
反対に今年とてもうまくいったのが、
1、会社説明会から面接、採用までの流れ→プロモーションから採用基準の明確化まで一定の成果を上げた。
2、売上→前年度同月比で100%越えを達成(9、10月度)
など、成果を上げることができた部分もたくさんありました。
いい結果が出せたものでも、おおよそ初めから数値目標なり最終着地点なりを決めてスタートしたわけではなく、当時考え得る最良の選択を重ねていった結果そうなったのです。
それはそれで良さそうに思えますが、経営的には「結果的にそうなった」ではいけません。
本来は計画段階でゴールを設定して、目標に到達するためにどういったプロセスを経るのか。をトップが提示すべきです。
諸々反省点は多いですが、いろいろ試して失敗して学んだ分、次につながる貴重な経験ができた一年でした。
様々な「経営者はこれを読んどけ」的な本を読み、実際の現場で試してみて思うことは、普遍的なマネジメントやマーケティング上の考え方というものは存在し、知っていれば運営や意思決定において判断を誤る確率を下げ、長期的な成長を達成するための力になるのは間違いないということ。
しかし、それらは知識として知っていて当たり前の領域であって、それ以降はもう自分の人間性というかキャパシティーを上げるしかない。
経験が少ないうちは、いかなる意思決定をしても確信を持てることは一つもなく、うまく運営するための経験値を上げることでしか本質に迫れない。
さらに思うことは、優秀なスタッフを採用し、本来の力を発揮できる環境を作ることができれば、やれないことはほとんどないのではないかということ。
マネジメントサイドがやるべきことは、みんなが力を発揮しやすい環境を作るために、常に目を配り環境を調整し続けることなんじゃないかなーと思っています。
一人でやれることはほとんどない。でもマネジメントのやり方次第で結果に無限のレバレッジをかけることができる。
僕がやれることは大きいようで小さい、小さいようで大きい。
たかだか1店舗の小さい店が偉そうに、と思われるかもしれませんが、たとえ会社が大きくなってもおおよそ本質はそんなところではないでしょうか。
さて、会社説明会やブログでも何度か書きましたが、来年は2店舗目出店を目指します。
そのために現在、資金調達の目処、物件の調査、新しいホームページの作成(1月中旬リリース予定)など、諸々を進めています。
実際やれるかどうかはやってみないとわかりませんが、今後のスタッフの成長や組織の成長を考えると必ず達成したい。
達成するための条件は徐々に整ってきていますが、あとはリスクを取り、意志を持ってすすめていけるかだけ。
最後に、小さいながら今お店を運営し、継続してやってこれているのもお客様のご支持のおかげです。
本年度も本当に有難うございました。
来年もさらにより良い環境を作り、多くのお客様に支持されるお店作りができるよう頑張っていきたいと思います。
SOCO代表 関山