カジカジHの撮影と飲み
こんにちは関山です。
先日カジカジHの撮影依頼をいただきまして。
お店の内装撮影だったのですが、いい感じの内装のサロンをオーナー同士の紹介リレー形式で回していくという企画。
代官山のprahaさんから初まり、prahaさんが原宿のblue tomatoさんを紹介して、blue tomatoさんからの紹介でウチという流れでした。
僕は青山のquarryさんを紹介させていただきました。
prahaの大川さんはSOCOがオープンしたての時に髪を切りに来てくださいました。
blue tomatoのmudaiさんは、僕が昔働いていたお店の先輩で、昔はよく路上ビアで熱く語っていました。
時間が経ち、繋がりの中で色々と仕事をさせていただけることを大変嬉しく思っております。
ありがとうございました!
今回撮影を振っていただいたタイミングで、ちょうどいい機会なので久しぶりにmudaiさんと飲みに行きました。
大人になったので、路上ビアではなく居酒屋で。
ひとたび話しだすと、昔のように熱い語り合いになりますね。
お互いアシスタントだった時は仕事の話が中心でした。
時間が経った今は、仕事の話。
変わらない笑
もっとも、経営者となった今では話題の中心は組織運営のことに変化するわけですが。
僕は昔から抽象的な思考領域をこねくり回す、評論家タイプの人。
mudaiさんはディレクションや後輩への教育において、強い意志を持ってリーダーシップを発揮していくタイプの人。
当時僕は、mudaiさんが持っている強いリーダーシップに自分にない力を感じ、どう身につけようか考えたものです。
気づけば2人とも30代半ば。ずいぶん年をとりました。
仮に「年をとる」ということを、年齢ではなく精神性で定義するとしたら「考え方が確立していく」ことだと思うんですね。
仕事で経験を積み、役職や立場を得て、家庭を持ち、社会や他者との関係の中で「オレはこう生きていくんだな」と、考えが確立されていくプロセス。
逆に「若さ」を精神面で定義できるとしたら、年齢的な区分というよりは「迷いながら考え続ける弱さを内包していること」だと思っています。
経験も、実績も、金も、守るものもないから「AかBかどっちがいいんだろう」と揺らぐ。
断定できない不安定な弱さの端に立ち続けられる強さ。これが精神的な若さじゃないかな、と。
で、今回飲みに行って、2人で色々話した着地点は、仕事・プライベート含め、概ね「AかBかどっちがいいんだろうか?」なんですね。
昔と変わらない笑
僕自身はこれからも年齢的にはどんどんおっさんになるわけですが、迷い考える弱さを持ち続けられる人間でいたいし、そもそもそういう生き方しかできそうにない。
アシスタント→スタイリスト→経営者。と、仕事内容や役職は時間と共に変わりました。
しかし本質に迫ろうとする態度は今も昔と変わらなくて、キャリア上での悩みはこれからも延々と続くでしょう。
仕事や人生についての熱い話し合いを、かけだしの頃、路上で延々とやってこれたことは現在のもっとも大きな財産の一つです。
そして未だに抽象的で、面倒な、熱い議論を、酒を飲みながら話せる相手がいる。ということは素晴らしく幸せなことです。
今年はお互い結婚でもしましょうか。
これからも仲良くしてくださいね♡
関山