同世代の美容師さんと飲みに行って思うこと。
こんにちは関山です。
最近、同世代の美容師さんに飲みに誘っていただくことが多いです。
スタイリスト駆け出しだった頃、雑誌の撮影などで同じ現場だった方々。
個人のブランドがあり、結果を出している方々。
「SOCOのブログ見てちょっと話聞きたいと思って」みたいな感じで連絡をいただき、スケジュール組んでサクッと飲みに行きます。
やはりメインは仕事の話。
年齢的にも独立を考えている人が多いのでマネジメントや独立の話が中心。
話して思うのは、
過去の実績や自慢話などは一切ない。
現状に危惧を感じていて、抱えている問題も様々。だということ。
業界で名の通ったサロンで働いていても外からの見え方と実状って違ったりしてて、内部の体制が古いまま時が止まっていたり、経営サイドが保守的でリスクを取れないことだったり。
かつてはクリエイションや技術的アプローチに強いことがカッコイイ美容師・売れる美容師としての条件の一つでした。
でも今は「時代的にそれだけだと売上伸ばせないんだよな」という問題に変化している。
自分たちがこうやってきて、これがカッコイイと思うから曲げない。みたいなプライドがどんどん足枷になる時代になった。
「プライドを捨てるべき」ということではなく。
必要なプライドとそうじゃないところを判別すべきだ。ということ。
変えられないのであれば、時代に取り残され、結果を出せず、スタッフのキャリアを伸ばすことはできない。
我々の時代の慣習やプライドとどう折り合いをつけるか。
将来を見据えている人は、今まで挙げてきた実績は過去のものであって、未来を創造するために捨てるものは捨て、新しい戦場に向かうべき。ということを理解している。
その中でも「顧客に支持される」という命題は今も昔も変わっていない。
顧客創造の周縁に、時代に合わせたマーケティングの考え方があったり、マネジメントの考え方があるわけで。
インターネットの普及によって、情報格差で利権を得ていた時代から、誰もが自分の頭で考えることができる時代になった。
業界のマーケティングはインターネット発達以前・以降で様変わり、マネジメントも労働条件・社会保障が応募・採用において最も重要視されるようになった。
広告とどう向き合うべきか?この業界の給与・待遇は適正か?
我々の世代の価値観は必要か?残すべきこと・捨てるべきことは?
時代の要請を汲み、継続的に学び、実践する以外生き残ることはできません。
10年前の成功条件と今とではまったく違う。
思考が止まり、流れに取り残された地点から崩壊は始まります。
状況を知ることで改めて問題点を客観的に理解できるし、確信に変わる。
自分自身が旧世代の思考を引きずっていないか今一度省みる。
これからも未来を語り、結果を出し、才能ある方々と共闘できたら。
関山