【集中力を上昇させるには?「没入環境」がオススメ】
こんにちは関山です。
みなさん「集中力」に自信はありますか?
技術レッスンや座学。勉強しようと思っても「あまり集中力がなくて」とか「ちょっとやろうと思って机に座ってみるけど続かなくて」という人も多いと思います。
かつての僕もそうでした。
ではどうしたら集中して仕事を進めたり、学習することができるようになるのでしょうか?
今日は集中力を上昇させるためのポイントについて書いていきます。
【本文を読んで理解できること】
1. 集中力を上昇させるための方法がわかる
2. 集中力を上げ学習を加速させる方法がわかる
3. 集中力を上げ仕事の生産性を上げることができる。
【なぜ集中できないのか?】
まず僕自身の恥ずかしい過去について書きます。
かつて僕は「集中力」に対してコンプレックスがありました。
まったく集中力がなかったし、理解も遅く、要領もよくなかった。
簡単にいうと「頭が悪かった」のです。
高校生の時は勉強しててもなかなか集中できずに、テレビ見ちゃってそのままゴロゴロして寝落ち。みたいな。
そんな僕でも、今では短時間でも長時間でも、集中して作業に取り組める自信があります。
物事を理解するスピードにも自信があります。
集中力を発揮して物事に取り組めるようになったのは社会人になってから。
特に本を読む習慣ができてからです。
本記事では 僕の経験を元に「仕事で結果を出したい」と、思っている人が集中力を強化するための方法について書いていきたいと思います。
〜本を読むことで集中力が上がる?おすすめは「紙の本」〜
僕は社会人になってから本をたくさん読むようになりました。
本を読もうと思ったきっかけは、他の美容師より仕事ができるようになりたいと思ったからです。
それから多くの本を読み、読書は僕の人生を変えました。
まだ電子書籍などない時代だったので、当時は紙の本でした。
電子書籍はけしからん。集中力上げるためには紙の本がいいぞ。
みたいな古臭い話をしたいわけではありません。
以下、なぜ紙の本がオススメなのかについて書いていきます。
【没入型デバイスのススメ】
なぜ紙の本がオススメか?というと
「本を読むこと以外にやれることがないから」
です。
例えば、kindle、ipad、スマホ、PCでも文字情報は取得できます。
しかし、メールやラインの通知が来たり、検索なり、アプリなりの別領域が気になってくる。
そうすると、いざ本読んで勉強しようと思っても結局そっちに流れてダラダラしてしまう。
電子デバイスは
「やれることが多すぎ」
なのです。
多くの機能を備えている分、色々と他の可能性が気になってしまう。
その反面「紙の本」はストイックです。
己が向き合うのは本のページしかありません。
「超没入型デバイス」です。
電子デバイスと違って他の可能性が気になって気が散るということはありません。
【集中力が続かない人が増えている?】
集中力がないと思っている人は「短文を読むことには慣れているんだけど、長文となると続かない」という人も多いかもしれません。
これは、スマホをはじめ、電子デバイス全般の弊害がある。
ネットメディアは基本短文ばかりです。
言い方は悪いかもしれませんが多くのネットメディアが「短文しか読めない人」をターゲットとしてコンテンツ生成をしています。
じゃないとたくさんの人に読んでもらえません。PV伸ばせません。アフィリエイトで稼げません。
結果、電子デバイス上で短文を読んで次、ラインの通知開いて次。みたいな断片的な情報しか理解できない人が増える。集中力が続かなくて散漫になるクセがつく。
とはいえ、現在では書籍もネットメディアと同様の流れが顕著です。
本を売ることは営利目的なので、ネットメディアに負けて紙の書籍はどんどん売れなくなってきています。
出版社は生き残りをかけて売ることに必死です。
そういった背景もあり「釣りタイトル」かつ「誰でも理解できる本」が売れます(口が悪く申し訳ありません。重ねてお詫び申し上げます。)
そういった本は200pくらいで、著者のブログ記事を転載したペラペラの内容がほとんどです。
それでも、ネットで数分で読める文章より、集中力をつけるという意味では有益です。
まとまった情報にアクセスする習慣。これが重要。
まとまった情報にアクセスすることで徐々に難解なコンテンツにもアクセスできるようになります。
とにかく初めは大枠を抑えてしまうことです。
学習方法の詳細は 格差とは学習格差である【稼ぎたいなら勉強しろ】 を参照してください。
理想としては本屋の片隅でホコリかぶってるような「読むのキツそうだな」と感じるけど、世間では名著と呼ばれるような本にガシガシアクセスすることです。
【集中力を強化するためにはどうしたらいい?】
答えは
「長時間、一つのことに集中できる習慣を作る」こと。
みなさん子供の時に何かしらのゲームにハマったことありますよね?
小さい時、時間を忘れてずっとやってしまって、親に怒られたって人もいるかと思います。
ゲームは楽しいからいくらでも続けられる。長時間でも集中できるワケです。
ゲームに興味がある人がプログラマーになったりするケースはけっこうありますよね。
今ではe-sprtsもあってプロゲーマーという職業もあります。
本を読むこともゲームと近くて、本を読むことが楽しくなると、時間を忘れていくらでも読めるし集中できるようになります。
しかし、「ゲーム」と「本」大きく違うところがあります。
それは「学習」なのか「遊び」なのかという違いです。
別にゲームが悪いコンテンツで、本が良いコンテンツだ。ということを言いたいわけではありません。
本を読むことを「学習」するとは言いますが、ゲームすることを「学習」するとはいいませんよね?
やはりゲームをすることは「遊ぶ」となる。
ゲームはゲームで普通に楽しんじゃって、集中力を発揮する領域が通常の仕事で必要とされる領域とは変わってくる可能性があります。
他にもプロスポーツ選手に必要な集中力も同様の可能性が高い。
プロゲーマーになりたい人とかプロスポーツ選手になりたい人はおおいにゲームやスポーツに集中するといいでしょう。
一攫千金できるかもしれません。
でも、ゲームに没頭することや、野球・サッカーを集中してやることは、それ以外の仕事に就く人にはあまり有益な集中力、習慣とは言えないかもしれません。
集中力にも属性があるのです。
本記事ではプロゲーマーとかプロスポーツ選手になる予定のない人を想定読書として集中力を上げる方法について書きます。
【どれくらい読めば集中力は上がる?】
具体的な数でいくと、どんなテーマでもいいので100冊くらい読むと、自分の集中力が上がった実感は得られるようになるでしょう。
100冊くらい読むと、200pくらいの本を読むのに6時間〜8時間くらいかかっていたものが3時間くらいで読めるようになります。
情報取得における時間効率が格段に上がります。
そうすると継続して200冊読むのも300冊読むのも苦ではなくなります。
またその時には「この本役に立たないな」ということも数ページ読んでそれなりに判断できるようになります。
そういった本を引いてしまった場合は、流し読みして、売るなり捨てるなりすればいいでしょう。
ブックオフで買えば108円です。もし一文でも参考になる箇所があれば儲けものです。時間を無駄にしてはいけません。
300冊くらい読むと明らかに読解力と集中力が上がった、と確信できるようになるでしょう。
またその段階では情報取得スピードも格段に上がっているはずです。
200pの内容がライトな本であれば2時間以内で読めるようになります。
300p、400p。それ以上の難解かつ有益な本にチャレンジしましょう。
長文読解には総合的判断の視点(パースペクティブ)が必要になります。
大きい単位の情報を咀嚼して噛み砕く能力です。
主体的に情報に関わり、自ら学習する能力が求められる。
これが集中力強化に繋がります。
読書でも作業でも、最低2時間くらいは完全に一つのことに集中できることが理想です。
ちょうど200pの「釣りタイトル系」「自己啓発系」の本がそれくらいの尺です。
映画一本観るくらいの時間。
そのくらいの時間集中できるようになると、3時間でも4時間でも集中できる能力が身につきます。
【没入環境のススメ】
この原稿は飛行機の中で書いています。
飛行機の中って電波飛んでないので、この原稿のように「オフラインでの文章作成」か「映画観る」か、「本を読む」しかないです。
そういうこともあって機内は超はかどります。色々と。
僕はこういう状況を「没入環境」と呼んでいます。
やっぱり電波が飛んでると、没入環境に持っていくのは難しい。
電話が来たり、メールが来たり、なにかしら仕事が飛んできますよね。
その点飛行機の中は集中できる。電波がないだけで、ネット回線が必要な仕事をあきらめて他に集中できる。
没入環境を普段から作るためには環境の設定が重要になってきます。
もし、本を読むのであれば、やはり紙の本、もしくはキンドルであれば。って感じじゃないでしょうか?
もしipadで電子書籍読むなら、通知完全に落とすとか。
でも電波に繋がってる誘惑に勝つのはむずかしいですよ。
そういった理由から、初学者が集中力をつけるためには紙の本で大量に活字を読むことをオススメします。
【集中して仕事したいときにマルチタスクは時間の無駄。シングルタスクに切り替えろ】
では飛行機内のような環境を、電波の繋がってる自宅でも作るためにはどうしたらいいでしょうか?
結論から言うと
何かを集中してやりたい時は、タスク(課題)を限定すること
です。
僕は普段「マルチ(複数の)タスク(課題)」で仕事を進めることが多い人間です。
例えばお店を出店するとします。
そうすると、銀行への資金調達、物件選定・契約、内装デザイン、HPリニューアル、人事、マーケティング、広告出稿、など。その他諸々を並行でこなさなくてはいけません。
普段はマルチタスクでやらないと仕事が進まないし終わらないので、複数の仕事を抱えて同時並行で進めることが多いです。
何かやりながらメール処理して、優先順位をつけつつ状況変化に対応して同時並行でこなす。そんな感じです。
でも集中したい時はシングルタスク(一つの課題)に切り替えます。
例えば文章を書く時や、デザイン関係の領域です。
ブログ書く時は基本的に他の領域の仕事は全てシャットアウトして、集中して一気に書き上げます。
デザインする時も一緒。他のタスクと並行すると、デザインのアイデアって全然湧いてこない。
シングルタスクに切り替える時は「機内モード」にしてスマホの通知を落とすなり、すぐ手の届くとこに置かないようにするとかしています。
あとはイヤホンつけて集中できる音楽を爆音で流して作業するとか。
SOCO/AO/SUNのスタッフはわかるかと思いますが、そういう時の僕は机に向かっている後ろ姿がピリピリしていて、話しかけにくい雰囲気が出ています。
スタッフのみなさんに申し訳ないので最近は家で仕事をすることが多くなりました。
〜朝がオススメ〜
没入型の環境を作るとはいえ、なかなか昼間から全領域の仕事を閉じることは難しいです。
みなさんも昼間仕事してて、なかなか時間を確保することって難しくないですか?
僕の場合、例えばブログは、夜原稿のたたき作って、朝校正するようにしています。
家で猫を飼っているのですが、毎朝5時30〜50分に強制的に起こしにきます。
そういった関係もあって、朝はいつも6時台には起きていて、その時間をブログ執筆や本を読むことに当てるようにしています。
朝の時間帯だと頭がクリアなのと、仕事の通知などもそんなに飛んでこないから集中しやすいです。
〜習慣化すること〜
また上記のようなことを習慣化すると、毎日のルーティーンに組み込まれるので、継続的に仕事をこなすことができるようになり、集中力を発揮する時間を確保できるようになります。
むしろやらないと気持ち悪く感じるようになります。歯を磨かずにそのまま寝ちゃったみたいな。
今は旅先で海外にいるので、時差があって日本時間より遅れてこの原稿を校正していますが、やはり現地時間の6時台に起きてブログを書いています。
習慣化しないとすぐに人はやらなくなります。
重要なのは「習慣化し、休まない」ということです。
【まとめ】
以上、集中力を強化して、まとまった結果を出すために僕が普段やっていることでした。
結論としては継続して、習慣化することに尽きると思います。
「普段集中力がなかなかなくて、、」とか、「仕事でより生産性の高いアウトプットを出したい」という方は参考にしてみてください。
関山