【デザイン・アイデアソース公開】 〜1.グラフィックデザイン編〜
こんにちは関山です。
普段経営関係のことばかり書いているので、たまには美容師らしい記事も書きたいと思います。
今回はデザイン・アイデアソースについて。
独立してから今まで
内装デザイン
名刺・HPなどのグラフィックデザイン
写真
映像制作
等々。
美容師としての仕事以外にも、素人ながら色々な領域のデザインに挑戦してみました。
ナゼ自分でやるのか?
理由は2つあります。
1.デザインすることが好き
2.自分でやった方が早い
〜デザインのススメ〜
《自分でやった方が効率いいし楽しいよ》
その1
〜デザインが好き〜
これに関して理由はありません。
昔からデザインすることが好きでした。
それもあって美容師になりました。
考えたり空想したりすることが好きだったので、何かデザインしようとした時にアイデアが湧きやすいほうです。
もちろんすべてが勝手に湧いてくる訳ではありません。
参考になる本やサイトを見て、アイデアに繋げることがほとんどです。
自分のイメージがカタチになることは変えがたい喜びです。
単純にデザインすることが楽しいからやっています。
今も昔も変わりません。
その2
〜自分でやった方が早い〜
独立してから自分で意思決定できる範囲が広がりました。
広がったというより意思決定権の「すべて」を持っているのはトップである自分です。
ふつう会社のHPのデザインや内装のデザインをする場合、外注することがほとんどでしょう。
そうすると、外注先と意向をすり合わせるのに時間がかかります。
外注すると、「これはイメージ通り」「これはイメージと違う」など、イメージの相違に繋がる場合があります。
そこからまた修正して。見積もりだして。
そうすると時間がかかります。
意思決定者が増えると、色々なことが先に進みません。
自分が最終意思決定者なのであれば、デザインも自分でやった方が早い。
僕が内装デザインをするのであれば、ハコのレイアウトを決めて、デザインの方向を決めるまで2日〜3日くらい。
その後各所からの見積もりをあげつつ基礎工事に入って、工事を進行させながらデザインの詰めを並行して行います。
そうすると30坪くらいのハコであれば、物件契約から1ヶ月くらいでお店をオープンさせることができます。
カラ家賃も発生しないので、コスパもいいです。
HP制作も、デザインのタタキと遷移(HP内でどこ押したらどこ飛ぶ。みたいなやつ)は
イラストレーターで作って友達に制作をお願いするので早く作れます。
とはいえ。素人です。
自分でやることで、プロほどの仕上がりにならなかったり、ここ失敗したなーというケースは過去にもあります。
しかし、自分でやっているので、失敗から学べるし、責任も取れます。
出店やHPリニューアルごとにスキルは上がっていきます。
【僕のデザイン・アイデアソース】
さて、ここから本題です。
僕が普段参考にしているデザインにまつわるサイトや本を紹介します。
構成は以下の通りです。
1.グラフィックデザイン
2.建築・インテリアデザイン
3.フォトイメージ
4.映像イメージ
5批評・美術史
各分野における参考ソースをご紹介します。
すべて紹介するとけっこうな量になるので、普段参考にしているサイトをメインに紹介します。
一気に紹介すると例のごとく長くなりそうなのでそれぞれの分野について5回に分けて書きます(長)
今回は1.【グラフィックデザイン】についてです。
【グラフィックデザイン】
〜長嶋りかこ〜
普段僕が最も参考にしているグラフィックデザイナーは
「長嶋りかこ」さんです。
彼女のデザインするグラフィックデザインはシンプル、ミニマル。
フォントの美しさと配置の自由さ。
ホワイトの使い方も、純白もあればやや灰色みがかっていたり、ノイズがかかっていたり。
洗練された「引き算」の美しさがあります。
僕はデザインする時に、どうしても「足し算」してしまいます。
悪い癖です。
デザインしてみて「足しすぎたかな?」と思った時は長嶋さんのデザインを参考にして反省するようにしています。
一点強いデザインを差し込む場合は、その他は徹底的に「引く」こと。
シンプルな美しさというのは
規律がある。耐用年数が高い。
時代を超えて廃れないのが特徴です。
〜佐野研二郎〜
長嶋さんの博報堂時代の上司にあたる
「佐野研二郎」さん。
東京オリンピックのエンブレム問題では炎上してしまいましたが、優れたデザイナーの方です、
エンブレム問題は大変もったいないことだったな。と思います。
彼のデザインは長嶋さんよりもう少し「楽しい」イメージが特徴です。
より商業的なグラフィックデザインといいますか。
ポップな中に洗練された「ひねり」や「規律」が含まれている印象です。
〜亀倉雄策〜
すでに存命ではありません。
日本のグラフィックデザイン界のレジェンドです。
誰もが知っている1964年東京オリンピックのロゴデザインを担当された方です。
日の丸がこんなに美しいとは。
シンプルかつ簡潔。
デザインを見れば一目瞭然。
時代を超える仕事というのはこういうことでしょう。
以下本人のお言葉
↓
『単純でしかも直接的に日本を感じさせ、オリンピックを感じさせる、むずかしいテーマであったが、あんまりひねったり、かんがえすぎたりしないよう気をつけて作ったのがこのシンボルです。
日本の清潔な、しかも明快さと、オリンピックのスポーティな動感とを表して見たかったのです。その点、できたものはさっぱりしていて、簡素といっていいほどの単純さです。』
オリンピックロゴが有名ですが、他にも超一流企業のロゴとか。
誰もが一度は見たことあるような有名なデザインを担当されています。
〜佐藤可士和〜
言わずと知れた日本のトップデザイナー。
変わった名前で覚えやすい。
ユニクロのロゴやSMAPのCDジャケデザインで知っている方も多いでしょう。
セブンイレブンのPB(プライベートブランド)全般のアートディレクションもされています。
一時期はTV・書籍でひっぱりだこ。
彼を見ない日はないくらいでした。
超売れっ子です。
僕は普段参考にはしないのですが、グラフィックデザインの領域を知りたければ抑えておいた方がいいでしょう。
〜HP制作の参考に〜
SHIMONE(シモーネ)はアートディレクターのムラカミカイエ氏率いるウェブデザイン、グラフィックデザイン、ブランディング・コンサルティングを得意とする会社です。
特にファッション領域のデザインが強い。
代官山にオフィスがあり、めちゃくちゃオシャレです。
以前、美容室Dabのサイトも手がけていました。
HPのデザインをする際には、こちらの過去作品を参考にしたりします。
〜番外編〜
海外のものも少し載せておきます。
コカコーラのブランドデザインを担当
上品なカラフルさが特徴のメキシコのデザイン会社
以上、1.【グラフィックデザイン】編でした。
グラフィックデザインといっても、様々な領域があります。
今回紹介した第一線で活躍されている方や会社も、プロダクト・ウェブ・ブランディングなど。
多岐にわたるデザイン領域に関わっています。
肩書としては「アートディレクター」とか「WEBディレクター」とか。
現代では垣根なく幅広い領域で活躍されている方がほとんどです。
グラフィックデザイナーという肩書きをわかりやすく定義するとすれば
「企業や興行の価値をデザインで向上させる人」と捉えておけばいいでしょう。
次回は2.【建築・インテリアデザイン】について書いていきます。
関山
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