【ファイナンシャルリテラシー】お金の知識がないと人生ハードモードです〜前編〜
みなさん普段お金とどう付き合っていますか?
いつもお金がなくて困っている人。
余裕あるという人。
様々あると思います。
以前美容師が年収1000万円達成する条件に関する記事を書きました。
1000万超えると豪華な生活ができて、好きなもの好きなだけ買えて。
そう考えている人もいるかと思います。
しかし全然そんなことはありません。
今回はその理由と、お金について勉強すべき理由について書いていきます。
【年収1000万超えても楽にならない?】
年収1000万を超えても生活はそこまで楽になりません。
税金も高くなります。
もちろん、まったく楽にならないわけではありません。
美容師の平均年収は284万円。
年収1000万を超えると
やりたいことがやれたり、買いたいものが買えたりっていうことはそれなりにできるようになります。
僕が自分の所得が上がって一番変わったな、と思うことは
「コンビニでお弁当を買うときに迷わなくなった」
ということです。
コンビニで何か買うときに、以前は数十円単位で迷っていました。
「あー牛丼390円にしようかな。牛カルビ丼500円にしようかな」みたいな。
あとは発泡酒じゃなくてビールを買えるようになったこと。
とはいえ今でも会社の業績が下がると発泡酒にしたりします(あまり効果はありませんが)
「これ食べたいからこれ買おう」
と迷わなくなりました。
迷うと時間がもったいないからです。
他には電車通勤をやめて、歩いて職場にいける場所に引っ越しました。
家の広さは以前住んでいたところとほぼ変わらないのですが、家賃はかなり高くなりました。
大きく変わったのはその2つくらい。
この2つに共通していることは
お金を使うことで「時間を生み出せる」
ということです。
それ以外の生活は以前とほとんど変わっていません。
【お金を稼ぐ理由〜時間を作るため〜】
僕が所得を増やす理由は
「時間を生み出すため」です。
時間を生み出せることにはお金を使います。
コンビニで数十円単位節約するなら、迷わずに買った方が時間を節約できます。
歩いて通える距離に家があれば、通勤時間を節約できるし、終電を気にしないでもいい。
電車が混んでいる時のストレスで消耗することもありません。
時間を生み出すことにお金を使うことで、仕事や勉強する時間を捻出できます。
でもお金を使う理由が「時間を生み出す」だけだとまだまだです。
一番ベストなのは
「時間とお金」の両方を生み出してくれるものにお金を使うことです。
【時間とお金を生み出してくれるもの】
ではお金と時間両方を生み出してくれるものとはなんでしょうか?
ざっくり3つあります。
①. 自分の事業
②. 投資用の不動産
③. 金融商品(株・FX・仮想通貨etc...)
などです。
上の3つはお金を投じて、うまくいけば大きなリターンがあります。
自分が働かなくてもお金を生み出してくれる可能性があります。
その反面、失敗することもあります。
仮想通貨で「億り人」と呼ばれる億単位の資産を築いた人もいれば、資産を全部失った人もいます。
失敗すると投じたお金を失うことになります。
失敗するかもしれないことを「投資リスク」と言います。
投資には失敗する可能性がありますが、世の中でお金持ちとされている人はほぼ間違いなく上の3つのなかのどれかを所有しています。
ある時期にリスクを取って投資して、自分が所有している①、②、③いずれかのリターンでお金持ちになったわけです。
僕の場合、②.投資用不動産と③.金融商品は持っていません。
なぜ持っていないかというと、知識が浅いし、今の僕のレベルではお金を失うリスクの方が高いと考えているからです。
株やFXを一瞬やったこともあるのですが、結局値動きが気になって本業に集中できないので止めました。
でも、もし今後時間的余裕ができて、勉強して、いけそうだと判断すれば、もう一度やると思います。
今持っているのは「①.自分の事業」です。
自分の会社を運営しているので、ここにお金を投じています。
また、これが年収が上がっても生活が全然楽にならない(変わらない)理由でもあります。
【投資してリターンを狙う】
僕の年収が上がっても生活が全然楽にならない(変わらない)理由は
自分の事業にお金を投資しているからです。
先ほどの3つの「時間とお金を生み出してくれるもの」の中で、僕の場合①.の自分の事業に対してお金を投じています。
今月末ウチの会社(株式会社SOCO)は2期目の決算を迎えます。
そこで僕は自分の年収の30%くらいを資本金として会社に積み立てることにしました。
そうすると会社の財務諸表上で「自己資本比率」という項目が上がります。
自己資本比率が上がると「会社の体力があるな」と銀行に判断してもらいやすくなります。
そうすると銀行から資金調達がしやすくなる。
資金調達をすることで、次の出店や会社の価値を向上させるための施策にお金を使うことができるようになります。
借りたお金で事業を拡大してうまくいけば、さらに会社の価値を上げることができます。
自分の所得を増やすための財源もできます。
そして、さらに自分の所得を増やしたら、増やした分また「時間とお金」を増やしてくれるものに投資します。
所得が増えたら、消費することにお金を使うのではなく、投資にお金を使うこと。
これが自分の中でのルールです。
これが僕の年収が増えても生活が楽にならない(あまり変わらない)理由です。
【お金に必要な知識=ファイナンシャルリテラシー】
今ざっと書いてきたことはファイナンシャルリテラシー(お金についての基礎知識)の一部です。
ファイナンシャルリテラシーに関して学校であまり教えてくれません。
なので、日本では
「お金についての話をあまりすべきではない」
と考えている人が多いです。
なんなら
「お金=汚いもの」
という感覚が深く根付いています。
むしろお金に関する何かを書くと
「胡散臭いなー」とか「怪しい人」という見られ方になります。
もちろん中には本当に怪しい人もいるのですが
根本は「話すべきではない・書くべきではない」という意識が根付いているからだと思います。
実際美容師で僕が書いているようなことをブログで書く人はほとんどいないでしょう。
こういったことを書くと経営者が不利になるからです。
・売上
・利益
・給与
・材料費率
etc...
お金についての情報を公開しなければ、内部で何が起こっているのか知られることがありません。
情報を教えない方が従業員が文句を言わず働いてくれやすくなります。
そういった理由から美容室に限らず会社の会計上の情報を公開しない中小企業の経営者が多いわけです。
【ファイナンシャルリテラシーと国の財政】
最近では年金制度の破綻と共に、現行世代では老後、年金以外に2000万の貯蓄が必要であるという試算が発表されました。
現在行われている参議院議員選挙での最大の争点はここです。
この状況は先ほど述べたことに近い。
会社が情報を公開しないように、国も年金制度についてすでに破綻していると知っていながら正しい情報を公開してこなかった。
そのほうが都合がいいからです。
年金=すごく割のいい投資
と教えられていたものが、実は
年金=ほぼ確実に損をする投資
だったわけです。
それくらい重要なお金にまつわる考え方=ファイナンシャルリテラシーについて、多くの人が理解していないという現状。
そうすると、リテラシーがある人とない人ではまったく世の中の見え方が違って見えているという状況が発生します。
リテラシーがない人は
「はぁ、ふざけんな。なんとかしろよ国」
となります。
逆にリテラシーが高い人はこうなることは予想済みです。
国に頼らずに自分の資産を増やしてくれることにフォーカスを当ててすでに行動しています。
結果、民主主義国家である日本で議論は噛み合いません。
今の高齢化社会の年齢分布では選挙でもまず勝てない。
一部のファイナンシャルリテラシーがある人は、すでに年金制度が破綻していることは知っていました。
また、日本では今後税金がどんどん高くなっていくことも知っています。
そこで、別の方法で資産を増やす行動を起こしています。
①、②、③を所有し、自分が働かなくてもお金を生み出せる仕組みを持っている人たちは
どんどん日本に見切りをつけ、税金の安い海外に流出したりしてます。
【じゃあどうする?】
もう日本の財政状況は逼迫していてどうにもなりません。
そして人口減少・超高齢化社会です。
先ほど年金問題の現状についてお伝えしましたが、日本政府はこのような状況に対して国民に長期投資を推奨しています。
「もう年金維持ムリゲーだから個人で増やしてね」
ということです。
とはいえ「ふざけんな」と文句を言ってもどうにもならないようなので、できるところからやるしかありません。
でも、おそらく多くの人がお金について勉強したことないし、投資ってなに?どうやったらいいの?って感じだと思います。
じゃあどうするか。ということですが、やるべきことは2つあります。
1お金について勉強する
2ファイナンシャルリテラシーを上げて投資する
この2つです。
すでにかなり長くなってしまったので、この2つについてはまた次回。
関山
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