シーラカンスは砂場遊びの夢を見るか?
こんにちは関山です。
最近はめっきりブログを書いておりませんで。。(YouTubeに夢中になっていました)
なぜか年末になると文章を書きたくなるんですよね。
ということで、ブログで近況報告を。
来年2月中旬に4店舗目である「札幌店」を出店します。
僕の出身地は北海道。それもあって、以前から札幌で出店したいというイメージはありました。
東京は素晴らしい街ですが、新しい土地で、新しいことにチャレンジしたくなってきた。
高校を卒業し、北海道のど田舎(知床)から上京して18年。
すでに人生の半分以上を東京で過ごしています。
上京してから今まで、環境を意図的に変化させながら生きてきました。
美容師のキャリアをスタートして独立するまで、転職を繰り返し6〜7店舗を渡り歩いてきた。
独立してからは、比較的速いスピードで出店し、スタッフも増え、4年で大きく環境を変化させてきた。
変化は新たな可能性を生み出しますが、同時にリスクを負う事でもあります。
周りから見るとウチの経営は順風満帆そうに見えるかもしれませんが、経営的に危ない局面が今まで数回ありました。
キャッシュショートするんじゃないかっていう状況もあった。
前月の損益計算書上で300万の赤字で、手元に現金が300万しかない。
資金繰りや売上をどう伸ばすか夜通し考え、胃が痛くて眠れない日が続いた時期もありました。
「もう2度とこんな辛く苦しい思いはしたくない」
その時はそう思うのですが、状況が好転して、安定してくるとまた安定をぶっ壊したくなる。
『東京の一等地に3店舗あればまぁオレの人生も悪くないかな』とかも考えます。
世間から見れば、そこそこ悪くはないでしょう。でも全然満足してない。
借金を背負って出店するのは怖いし、また色々めんどくさい問題が出てくるのは目に見えてるけど、やらないと気が済まない。
「変化を恐れず理想を目指すこと」が自分の生き方の本質。
普段ブログで経営者ぶって「マネジメント」だの「マーケティング」だの。小難しいことを書いたりしますが、実際頭の中はもっと単純です。
ヘアデザインも内装デザインもホームページデザインも。
マーケティングもマネジメントも、売上を伸ばすことや、出店したりすることも。
「あんなことができたらいいな・やれたらいいな」
という空想や妄想を、会社というフォーマットを使って実験し、カタチにしてるだけ。
子供が「遊ぶ」ことと変わらない。
僕にとって「会社」は子供が遊ぶ「砂場」みたいなもの。
こねくり回して、カタチを作る。
作って壊す。
壊して前回より良いカタチをまた作り始める。
もちろん僕が遊んでいるのは大人の砂場(会社)です。
会社が大きくなると、扱える砂の量が多くなる。
砂場の規模も大きくなる。
可能性が拡張される。
いつでも会いたい人に会えて、いつでも行きたい場所に行ける。
より自由度が高く、大きな砂場で遊びたいだけ。
札幌を訪れるたびに「いい街だな」と、思います。
でも実際にビジネスを立ち上げてすんなり結果を出せるか?というともちろん簡単ではないでしょう。
どうなるかわからないし、確証などない。
東京みたいに慣れ親しんだ環境ではない。昔みたいに「東京から来たからスゲー」みたいな時代でもない。
土地勘はないし、知り合いもあまりいない。
でもこれって今までの出店もそうで、状況は違えど、新しいチャレンジをするたびに毎回経験してきたことです。
高い壁が目の前に立ちはだかっている時こそ燃える。
逆境になればなるほど深淵に潜れる。
単純にバカなのでしょう。
昔から何かに縛られたくないと思って生きてきた人間です。
孤独になって自らを追い込むこと。
バカはバカなりに仕事と向き合い一生懸命やるだけ。
関山