ACAオープンから数日。経営雑感殴り書き。
こんにちは関山です。
ACAオープンから数日経ちました。
ホントありがたいことに連日たくさんのお客様にご来店いただき、スタッフが足りなくて予約をセーブせざるをえない状況です。
もちろんこれがずっと続くかどうかはわからないので、引き続き徹底的に攻めのマーケティングを仕掛けていきます。
出だしからの好調さは僕の力ではありません。
店長のユウヤを筆頭に4人のスタッフの猛烈な仕事への向き合い方と能力の高さが、結果に直結しています。
手前味噌で申し訳ないのですが、彼らは本当に凄い。
ここ数日みんなのアシスタントに入りながら現場の様子を見てきました。
正直な感想は「東京と何も変わらない」ってこと。
お客様の雰囲気とか、求めるものとか、別に東京と変わんないじゃん。ってスタッフと話してました。
かつ、経営的な視点でいうと、東京ほどレッドオーシャンじゃなくて、マーケ次第で大きくハックできる部分があるので、勝ち筋が見えやすい。
東京はメディアが集中してたり、豊穣な文化的リソースがあるので色々と振り幅があるのはたしか。
でも、競合が多すぎて、家賃高くて、自然が近くになくて。とか。みんな疲弊してる側面もあると思う。
その点札幌は街の構造が美しく、家賃が安くて、自然豊かで、ご飯が美味しい。
それらに価値を感じるかどうかは個人の主観によると思うんだけど、やっぱり東京はチャンスが集まる分、勝ち負けのはっきりする刹那的な街ですよね。
もちろん、可能性に賭けたいからみんな東京に集まるわけなんだけど。
別に東京disで札幌マンセーをしたいわけではなくて。
東京は今も昔もイケてるのが当たり前だから今更持ち上げても意味なんてないんですよ。
では、こちら(札幌)で商売する気概としてなにが必要か?って考えると、先ほど述べたようなこの街の「土地の豊かさ」というリソースを使ってどのような面白い試みができるのかってことです。
それに対する個人的な展望は、
「カルチャーインフラごと自分たちでこの街に作っちゃえばいい」ってこと。
まずは市場でトップに立つこと。そして、そこで産まれた利益を使って、街ごと変革させる。
たぶん最低でも50坪〜のハコが3店舗くらいあればそれなりに理想に近づく。
札幌の街は構造が美しいシンメトリー。最も構造的に美しく、ビジネスに強いエリアはやはり札幌駅~大通り〜ススキノにかけて。
今回は中央ど真ん中のハコを借りたけど、大通り周辺の西と東の端と端に大型で天井の高い倉庫みたいなハコを借りて美容室を作るとか。
イメージとしては中央区のガレージ69とかファビュラスカフェみたいな。
あの実験的なスペースの使い方っていうのはやはり地方都市だからこそできることだし、カルチャーを作っていますよね。
でも仮に渋谷でやろうとすると、家賃が高すぎて成り立たないでしょう。
当たり前ですが、東京は日本の中心であり、フロンティアを牽引していく力がある。
ウチはすでに東京に3店舗あるし、今後も増える可能性が高い。
であれば、東京で生まれたリソースと札幌のリソースを混合し、東京ではコストがかかり過ぎて実現できないようなサロンを札幌に作って、街ごと変革しにいくようなことはできないだろうか?
たぶんできる。
今回のプロジェクトにおける僕自身のテーマは、東京でやってきた経営者としての自分を超えること。
創業当時の右も左もわからなく、経験もなく、能力も低かった自分がどれくらい成長できたのか?
かつての「あれがやれなかった」「もっとこうすれば良かった」という後悔と向き合い、今一度自分自身と戦いたい。
まずはACAを軌道に乗せて、ありえないくらいのスピードで結果を残すこと。
今年の秋~末くらいまでには札幌で2店舗目出店の構想がスタートしていることが目標です。
やるぞ!