新型コロナウィルスに関する所感
こんにちは関山です。
世界的に感染拡大している新型コロナウィルスですが、今のところ予防と拡散防止以外、なすすべはないようです。
特に北海道は非常事態宣言が出され、予断を許さない状況となっています。
政府はマスク、手洗い、うがいを推奨しています。
通常一般のマスクの効能に関してですが、飛散防止効果はあるが、根本的な感染防止とはならないようです。
理由としては、ウィルスの直径が0.1μm(マイクロメートル)に対して、コンビニや薬局で販売されているマスクの遮断効能が50μmだから。
簡単に例えると、自分の体の大きさの500倍のトンネルは通れてしまうということです。
また、頬とマスクの隙間からも容易に侵入してしまうので、あまり意味がない。
医療用マスク「N95」とかであれば防疫効果は期待できるそうです。
致死率には諸説ありますが、現時点では1~3%との見方が大勢です。
アメリカの一部メディアにおいては1%以下という発表もなされています。
致死率においてはエボラ(50%前後)やMERS(致死率34%)に比べるとかなり低い。
問題はその感染力の強さ。感染力の強さがパンデミックを引き起こしています。
さて、もちろん回復する人も多くいるわけです。
メディアの煽りもあって恐怖感が一人歩きしますが、ロジカルに考えるとことで、新型コロナウィルスの脅威について客観的に理解することができます。
1.【医療の視点から】
医療には基本2種類あって「根治療法」と「対処療法」この2つのアプローチです。
根治療法はウィルスであればワクチンを用いてウィルス自体を叩くということですが(通常のインフルエンザであればタミフルなど)現在新型コロナに対してはワクチンが開発されていないので、根治療法はまだこの世に存在しないということになります。
一方、対処療法ですが。例えば
咳が出るなら「咳止め」
熱があるなら「解熱剤」など。
通常風邪をひいて病院に行くと出される「風邪薬」などは対処療法です。
薬で根治するのではなく、投薬で症状を抑えつつ自然治癒に委ねる。
ワクチンによる「根治療法」が存在しない現在、新型コロナに対する医療機関の対応は「対処療法」による症状の緩和と自然治癒を目指すということになります。
2.【データの視点から】
以下現在の感染者数と死亡率のデータです。
【致死率】
世界全体=約3.36%
中国除く=約1.93&
中国=約3.8%
まだデータが浅いのでなんとも言えませんが、中国での致死率が倍に跳ね上がっています。
なぜ中国での致死率が高いか?
それは中国では感染者数が多すぎて、医療機関の受け入れ体制が追いついていないからです。
病院の機能がパンクし、ちゃんとした医療を受けられないため、重篤化し、病状を悪化させて亡くなるケースが多い。
政府の対応も最悪です。
YouTubeで現地の映像を漁ると、上記の意味するところがわかります。
暖房の効かない広い体育館のようなところで、特に何も処置されないままの患者が大量にベッドに横たわっている。
さながら戦地のような状況です。
さて、上記2点をまとめると
・根治療法(ワクチン)は今現在存在しない
・根治療法がないので、医療機関で受けられるのは対処療法のみ
・ちゃんとした医療(対処療法)を受けられないと致死率は3%over
・ちゃんとした医療を受けることができれば、致死率は2%以下
ということになります。
ちなみに現在の日本国内における新型コロナにおける致死率は約1・3%です。
これはちゃんとした対処療法を受けられているという理由から比較的低いのだと考えられます。
【まとめ】
ワクチンが無い現在、各個人にできることは「予防」と「免疫力の強化」このどちらかということになります。
《予防》
マスク、手洗い、うがいの徹底。
クラスター感染を引き起こしやすい場所には行かない。(イベント会場・ライブハウスなど)
《免疫力》
健康的な生活を送る(食事・睡眠)
疲れを溜めない。
ストレスを溜めない。
体温を下げない。
等々。
僕個人としては免疫力が重要だと考えています。
不顕性感染(ふけんせいかんせん)というウィルス感染があります。
これは、免疫力が高く、ウィルスが一度体の中に入ってしまってもすぐに倒してしまう人のことを指します。
感染後の症状も軽微で、感染したことにすら気づかない人もいるそうです。
そして、いつの間にかウィルスに対する抗体を作ってしまう。
普段風邪になりにくいとか、インフルエンザにかかったことがない。
という人は免疫力が高く、不顕性感染しているのかもしれません。
予防の面ではやはり出歩かないということが重要でしょう。
ですが、そうすると経済がクラッシュする。
これは大きなジレンマですが、今現状では無闇に出歩かないという判断は正しいと言える。
もちろん美容室も人が集まる場所なので、心配なお客様は無理なさらずキャンセルしてください。
さて、現在はフェーズ1
今後どれくらい新型コロナの拡散を食い止めることができるかで、これからの世界情勢が変わってきます。
次いで恐ろしいのはフェーズ2
世界的な景気後退です。
すでに株価の暴落や為替の大きな変動などが起こっています。
経済がクラッシュすると、それはそれでウィルス感染と同等に恐ろしい。
景気動向についても考える必要があります。
それらについてはまた次回。