こんにちは関山です。




東京3店舗が休業に入り3日が経ちました。



再開見通しは今週1週間の状況次第で判断します。







以前もブログで楽観論を書きました。





緊急事態宣言を受けて。政府への憤りと共に、あえての楽観論。



 






今お気楽な説を述べることは「不謹慎だ」と集中砲火を浴びる可能性があるので、慎まなくてはいけないのですが。


みんな自粛自粛でズーンとなってると思うので、あえて。




早期収束に向かう可能性が高いと考える理由は4点あります。







1.爆発的完成拡大が抑えられてる?


2.中国・アメリカ 回復基調


3.日経平均株価・NYダウ平均の底堅さ


4.季節変動による中期的流行緩和の可能性





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1.爆発的完成拡大が抑えられてる?






これに関してはこれから次第ですが、やはり、諸外国に比べて感染拡大速度が遅い。死亡率の推移も緩やかである。




検査自体が足りないというのはあるでしょうが、イタリア・アメリカみたいな指数関数的な伸び方をしていない。




諸説では感染拡大や死亡率の緩やかな国にはBCGワクチンの効果があるとする説があります。


しかし医学的根拠はありません。


というか、そもそもBCGは結核菌という「細菌」による結核感染予防が目的のワクチンです。





菌とウィルスはまったく別モノです。


そういった理由などから「医学的」にはBCGワクチンによる新型コロナ抑制の根拠はないとされています。




現時点では「BCGが免疫システム全体を強化するのではないか?」という医学的にはかなり眉唾な仮説が提唱されていますが、確証はありません。


そりゃそうです。医学的見地からはそう判断せざるを得ません。


「医学的根拠」というのは膨大な臨床結果を元に有効性を判断する必要があるからです。


適当に「いや、イケるっしょ」であとで「ヤバイ副作用が出た。」ではいけないのです。





しかし、医学的にNGでも、統計的に考えた場合、BCG接種と新型コロナ抑制に相関関係がないとは言い切れない。


むしろ「何らかの遠因があるかもしれない」と考える方が合理的です。







BCGの他にも


「マスクの習慣?」「食生活?」「清潔な国民性?」「握手とかハグをしないから?」


欧米のような強力なロックダウンをしなくても、日本で感染拡大が爆発しない遠因はいくつか挙げられるでしょう。







それら仮説立証は今後に委ねるとして、今のところ接触割合の削減が最も有効な策となります。


しかし、接触削減を目的とした政府の緊急事態宣言は腰砕けで終わりました。


接触「7~8割削減」目標を謳っていましたが、実際には「3~6割」に止まっているようです。





宣言1週間、接触8割減の目標届かず 政府に危機感 





そりゃそうだろ。バカなの?














さて、以下の表は13日までの新規感染者数の表です。




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いまのところなんとか持ち堪えている。



昨日までに出ている新規感染者数の数字は、潜伏期間を含めると非常事態宣言前のものが多くを占めると予想されます。


緊急事態宣言後の結果はこれからです。


そうすると、やはり感染拡大のスピードが遅い可能性があります。



あくまで「可能性」です。過度な期待はせず、あと4日5日は状況を見守りましょう。









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2.中国・アメリカの回復基調






中国が武漢封鎖を解除し、アメリカも外出禁止命令を解除する算段を始めました。


ヨーロッパはまだ予断を許さない状況が続いていますが、今がまさにピーク近いとされています。



まず、日本は政治も世論も常に他国追従ですから、他の国である程度回復基調になったとすれば、世の空気感はそれに引きずられます。


そこに国内における感染拡大の鈍化が合わされば、メディアの報道の仕方も緩やかになるでしょう。





新型コロナは今のところワクチンが生成されるまで世界に居座る見通しです。


時間軸で言うと最大1年半〜2年くらい。


すぐには撲滅できない。




であれば、今後は「社会的許容度」の回復を期待すべきです。


何のことか?というと、


《コロナ撲滅までは時間かかるけど、経済回復は社会的許容の条件が整えばそれなりに達成できる》


ということです。




他国で状況が改善され、経済活動が再開されてくると


「コロナの脅威はワクチンができるまで残り続けるけど、他の国も経済活動再開したからある程度許容するしかないよね」


となって、社会全体の風向きが変わり「コロナ感染は怖いけど日常生活も取り戻すべきだ。」と世論が変わるでしょう。



そうなれば実体経済も徐々に落ち着きを取り戻し、短期~中期的に状況が改善されていきます。









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3.日経平均株価・NYダウ平均の底堅さ






株価も異常に強い。



これだけのショックを受けながら、底堅い値動きを続けています。


マーケットには世の中の情報が一番集まるので、投資家たちはこの状況が短期~中期には改善されると見込んでいるのかもしれません。



たしかに。今回はリーマンショック時のような金融システムの崩壊ではありません。


コロナの脅威さえ去れば、短期的にV字回復される見通しもなくはない。



しかし、実態経済に多大な影響を及ぼしているのは事実なので、長引けば長引くほど、経済へのダメージは大きくなります。



そんな中、株価が反発しているのは投資家目線では短期収束があり得ると考えているからなのかもしれません。



正直これに関しては今のところ株が上がる理由は見当たりません。


ただの短期的な反発の可能性が高いと思っています。


今後2段底になる可能性も十分にあります。


投資は自己責任で。








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4.季節変動による中期的流行緩和の可能性






通常のインフルエンザは季節と共に流行が抑えられますが、新型コロナウイルスは季節とは関係ないとされています。



しかし6月末以降気温が上がり、湿度や紫外線量が増えると状況が緩和される可能性も残っています。




詳細は以下記事を参照してください。




もう文章書くの疲れた。。




【解説】夏になれば新型コロナは消えるのか?




新型コロナ、紫外線が人類を救うこれだけの根拠。状況から見る「6月終息説」









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【まとめ】






本パンデミックの予言者ビルゲイツは「アメリカは夏を待たず改善する」との見通しを語っています。





ビル・ゲイツが新型コロナについて「アメリカでは夏を待たず改善する」と回答、ワクチンの完成時期についても言及





当面ウイルスの脅威は去りませんが、改善された後のことも踏まえて今後どうすべきか考えるべきです。



現時点で日本国内における必要事項は「緊急事態宣言終了までは最悪を想定しておくこと」



この一択。



そして、最良、普通、最悪、それぞれのシナリオにおいて意思決定策を用意しておくべきです。



日々状況は変化します。予断を許さない情勢であることに変わりはありません。



が、あえての楽観論でした。







関山







※本ブログ記事の根拠や有効性については保証しません。


各自自己責任・自己判断にてお願いいたします。