〇〇に対する熱い想い。
みなさんは「好きな食べ物は何?」と聞かれたとき、なんと答えるだろうか?
ハンバーグ、カレー、イタリアン、寿司。色々あると思う。
僕は即答で「牛角」と答える。
もちろん「牛角」はお店の名前であって、食べ物ではない。
しかし、僕の好きな食べ物は「牛角」なのだ。
牛角との出会いは20代前半の頃。
当時お金がなく、ご馳走といえば激安焼肉チェーン「安安」であった。
めちゃ安くて、旨い。この世にこんな最高なことがあるだろうか。
財布に余裕があれば、友人と週1回は安安に通った。
ある日、「ちょっと贅沢をして牛角に行ってみるか」ということになり、2980円食べ飲み放題70分というクーポンを握りしめ向かった。
いざ食べてみてぶっ飛んだ。いや、感動した。
圧倒的に安安より旨いのだ。
梅豚タン塩、ニンニクはらみ、イタリアンバジルチキン、やみつき塩ホルモン。
名前も秀逸である。
明らかなクォリティ差を体感し、その後焼肉と言えば「牛角」になった。
もちろん安安は卒業である。
↑牛角仲間のT山くん。彼も牛角の魔力に取り憑かれてしまった1人。かれこれ10年以上共に足繁く通っている。おしゃれ焼肉みたいに映える写真を撮る必要を感じないところも牛角の魅力の一つだ。
いろんな店舗に行った。
当時世田谷あたりに住んでいたので、三軒茶屋、池尻、笹塚、下北、渋谷、新宿。
調布に住んでいた時期は、店長と仲良くなるくらい調布店に通った。
みなさまご存知ないかもしれないが、店舗によってクォリティが全然違う。おそらく直営・FC・店長のやる気次第で管理や調理の差が出るのだろう。
それからさらに大人になり、金銭的余裕ができてからは「うしごろバンビーナ」「KINTAN」など、おしゃれハイクォリティ焼肉にも行けるようになった。ミドルクォリティの「大樹園」にもよく行った。
はじめは「俺もここまで上り詰めたか」と感慨深かったし、誇らしかった。
そして、もう牛角は卒業だろう。と。
だが、正直なところ、ハイもミドルも牛角にはまったく敵わなかった。
敵わないという言い方は正しくないのかもしれない。「たまにでいい」という表現の方が正しいだろう。マジですぐ飽きた。
牛角は飽きるということがない。週3でもたぶん飽きない。まるで沼のようである。
以上前提を述べたうえで。自分の中で序列をつけると以下になる。
「牛角」→神
「うしごろ」「KINTAN」→デートで行きたい
「大樹園」→仕事の会食で使いたい
今でもタイミングさえあれば牛角に行くチャンスを狙っている。
先週は2回行ったし、今週は1回行った。
梅豚タン塩から攻め、ニンニクはらみを大量に投下する、肉をビールで流し込み(ビールが半冷凍なのも素晴らしい)、合間に鳥を投入し、やみつき塩ホルモンで〆る。
腐れ縁の男友達と近況を話しながら70分の真剣勝負をする。
未だそういったことに幸せを感じる。
関山